会報81号

会報81号には以下の記事を掲載しています。
HPでは掲載可能な一部をご紹介します。
会報の郵送をご希望の方は事務局にお問い合わせください。

■会報81号目次

人権ネットワーク活動記録

2017年
6月9日 会報発行
7月 14 日 月例会・学習会
8月4日 会報発行作業

お願い

☆ 年会費未納の方は会費の納入をお願い致します。
平成 29 年度分の年会費未納の方は会費納入をお願い致します。

☆ 身近な話題について原稿をお寄せください。
☆ 身近な方にネットワークを宣伝してください。ご連絡いただければすぐに会報をお送り致します。

同封物等について

☆ 暑気払い参加について返信用紙を同封致します。お返事下さるようお願い致します。
☆ 和真くん訴訟に関わる裁判所宛署名用紙を同封致します。事務局宛ご返送ください。
☆ 裁判の傍聴をして下さる方は事務局宛ご連絡ください。人数把握の必要があります。
☆ お寄せいただきました原稿について、会報掲載は可だが、HPへの掲載は不可という方は、事前にご連絡いただけますと助かります。
☆ 再度暑気払いのお知らせをさせていただきます。ご参加いただける方は8月18 日(金)までに事務局宛ご連絡ください。
☆ 10 月 14 日(土)に牛久のシャトーカミヤに日帰り旅行します。参加いただける方は昼食の予約の都合がありますので,8月 26 日(土)までにご連絡お願い致します。
☆ 11 月 10 日の職業リハビリテーション研究発表会に参加ご希望の方は9月30日までにご連絡くださるようお願い致します。
☆ 音楽会,講演会,学習会など,ご希望のテーマがありましたら事務局までご連絡ください。
☆ ス カ イ プ 会 議 ( パ ソ コ ン を 使 用 し た 会 議 ) の 導 入 実 験 を 8 月26日正午~行います。場所は銀座通り法律事務所会議室です。
スカイプの登録方法についてお知らせしていますので,参加可能な方は是非どうぞ。

今後の予定

8月26日(土)正午~スカイプ会議実験
8月26日(土)13時~16時暑気払い
9月8日(金)18時30分~月例会・判例学習会
9月22日(金)14時~和真君訴訟第2回弁論期日・裁判後報告会
10月13日(金)18時30分~判例学習会・月例会
10月14日(土)牛久シャトーカミヤ日帰り旅行
11月10日(金)職業リハビリテーション研究発表会
11月10日(金)18時30分~判例学習会・月例会
12月8日(金)18時30分~判例学習会・月例会
12月16日(土)13時~16時クリスマス会
12月22日(金)14時~16時30分 和真君訴訟第3回弁論期日・裁判後報告会

*障害特性について理解する*

知っていそうで知らないことを時折会報に入れ込みたいと思います。
今回は「発達障がいを理解する」というタイトルの国立障害者リハビリテーションセンターのHPから,自閉症,アスペルガー症候群,学習障害についてです。

暑気払いのお知らせ

恒例の暑気払いです。それぞれの夏の思いを語りあい、情報交換を行う楽しい会です。
土曜日の午後の一時をどうぞお楽しみください。

【日時】8月26日(土)午後1時~4時
【場所】銀座通り法律事務所
中央区銀座6-9-7 近畿建物銀座ビル7階
03-5568-7603
【会費】2,000円 差し入れ大歓迎です。

8月18日までに参加の旨を事務局宛ご連絡ください。当日急遽参加でも大歓迎!

12時からスカイプ会議の実験を行います。ご都合のつく方は12時にいらしてスカイプ実験に加わって下さい。宮崎の窪田先生とつなぎます。

障害児・者人権ネットワーク事務局
TEL 03-5568-7603

和真君訴訟傍聴のお願い・署名のお願い

5月19日の第 1 回口頭弁論期日には、予想を遥かに超えるたくさんの皆様に傍聴いただきありがとうございました。
当日は、原告松澤正美さん、松澤敬子さん、清水建夫弁護士、児玉勇二弁護士、池田直樹弁護士の意見陳述が行われました。裁判所よりパワーポイント使用が許可され、陳述内容がパワーポイントで裁判所の壁に映し出されました。
傍聴者が多かったので、大きな法廷確保の都合もあり、次回、次々回と期日が入りました。

引き続き高い関心をお持ち頂き、是非傍聴下さるようお願いいたします。
次回、次々回の期日は以下のとおりです。

傍聴券配布の場合

5月19日の期日には傍聴券が配布されました。
開廷50分前に裁判所正面入り口手前の右側で傍聴整理券が配布され、開廷20分後にその整理券を傍聴券に引き換えて入廷していただきました。

傍聴希望される方が定員オーバーした場合には抽選になります。
が、裁判終了後に報告集会を行いますので是非裁判所まで足をお運び下さるようお願いいたします。
法廷に入りきれないほどたくさんの人が感心を持っている、そこが大切です!!

【第2回口頭弁論期日】
9月22日(金)午後2時~3時
東京地方裁判所103号法廷

【第3回口頭弁論期日】
12月22日(金)午後2時~4時30分
原告本人尋問が予定されています
東京地方裁判所103号法廷

事件番号・事件名:平成29年(ワ)第4826号 損害賠償等請求事件
当事者:原告 松澤正美,松澤敬子 被告 社会福祉法人藤倉学園
係属部:東京地方裁判所民事第39部合議A係

傍聴いただける方はお手数ですが、事務局宛ご連絡いただけますと助かります。大まかな人数把握のためです。
◎和真君「命の差別」裁判を支援する会 03-5568-7603 小野

和真君訴訟署名のお願い !!

前回の会報発行の際、和真君訴訟について、障害者も等しく差別のない裁判所の判断を求めるための署名をお願いし、署名用紙を同封させていただきましたところ、たくさんの皆様にご協力いただきました。本当にありがとうございました。前回の裁判(5月19日)までに皆様からいただきました署名につきましては裁判所に提出させていただきました。

引き続き裁判傍聴とともに、署名集めにもご協力いただきたくお願い申し上げます。
今後皆様にお送りいただきました署名簿は、ある程度の枚数が集まりました都度裁判所に提出いたします。
この裁判でよい結果が生まれることは、障害を持つ人のみならず弱い立場にいる人全体の底上げに繋がる思いで取り組んでいこうと話し合っています。
引き続きのご協力を宜しくお願いいたします。

*署名用紙が必要な方は事務局までお申し出いただけましたらお送りいたします。

署名集約先 和真君「命の差別」裁判を支援する会
電話 03-5568-7603
〒104-0061
東京都中央区銀座6-9-7近畿建物銀座ビル7階
銀座通り法律事務所内
NPO法人障害児・者人権ネットワーク
(担当事務局 小野)

ご支援の感謝と裁判傍聴のお願い

会員の皆様の後押しに支えられ、息子の死亡事故の裁判を、意義ある形でスタートさせることができました。

5 月 19 日の第1回口頭弁論では、会員の皆様を中心にたくさんの応援してくださる方にお見えいただき、東京地裁の最も大きな法廷の傍聴席はおかげ様で満席になりました。

又、たくさんの会員の皆様から裁判長宛のご署名をいただき、訴状と合わせて裁判所に提出することができました。
署名は今でも集まる都度、提出させていただいております。
皆様のご厚意に深く感謝いたします。

先日、裁判所に提出する意見書をお願いするため、清水先生や弁護団の池田先生とともに、立命館大学の吉村良一教授を訪ねました。
訴状を読まれた教授は、私どもの思いについて、後ほど次のように語ってくださいました。

「こどもを失った親の悲しみに差はない」というより(もちろん、それもあるのでしょうが)、『死んだ和真の命や人生が障害児だということで軽くみられることに憤りを覚える』といったご両親の思いを強く感じます。この思いは、子や孫がいる私も人として共感します。」

私達は、息子の命を軽視して事故を起こし、亡くなった息子の人生には価値がないとする(社)藤倉学園の姿勢に、親として許しがたい怒りを感じ、裁判を起こしましたので、親の思いをしっかり受け止めていただいた言葉と感じ入りました。

前回の会報にも掲載された、東京新聞の社説では、訴訟の意義について以下のとおり、書かれています。

稼ぐ力ばかりが称賛される時代です。存在のかけがえのなさを見つめ直すべきではないか。そういう問いかけが、社会に向けられているのではないでしょうか。

息子が失ったものはこれから経験するはずであった人生の全てであることは言うまでもありませんが、家族が失ったものは生き甲斐であり、自分達のこの世における存在意義でした。
子供の死亡事故の賠償に差別をつけるのは親として納得することができません。

裁判は続きますが障害児・者人権ネットワークの皆様のご声援は、とても力強い後押しになっています。
今後も引き続きご支援いただきますようお願いします。

今後の裁判の予定は以下のとおりです。

  • 第 2 回口頭弁論期日 9 月 22 日(金) 14:00~15:00
  • 第 3 回口頭弁論期日 12 月 22 日(金) 14:00~16:30

いずれも東京地裁の 103 号法廷です。
第 1 回同様傍聴席にたくさんの会員の皆様がお集まりいただくことを切に願
っています。

(松澤 正美)

スカイプ会議実験のお知らせ

スカイプ会議の導入・・・・パソコンをお使いの方,ご検討ください。

8月26日(土)暑気払いの日の正午にスカイプ会議の実験を行います。
以下の内容をご覧になって設定をしてみてください。

スカイプの導入方法

1.Skype を始めるのに必要な環境を確認

■PC、接続回線等のスペック
Skype は、WindowsXP 以降の OS に対応、最低でも CPU は 1GHz 以上、メモリーは 256MB 以上を搭載したマシンが必要とされています。
また、インターネットを介して通話やデータのやりとりを行うため、ブロードバンド接続環境が推奨されています。
音声通話では 100Kbps(下り)、100Kbps(上り)~の速度が推奨されているようです。
(グループにてビデオ通話を利用するときは、
最低でも 512Kbps(下り)、128Kbps(上り)~の速度があることがのぞましい)

■周辺機器
最近は必要な機能が搭載されているノート PC が多く、その場合は特別な周辺機器を購入しなくてもインターネットに繋がっていればそのまま skype ができます。

具体的には、音声通話をするためには、マイクとスピーカーが必要です。
(イヤホン、ヘッドフォン、ヘッドセット等でも可)
ビデオ通話をする場合は、これに加え Web カメラも必要です。

2.デバイスに Skype をダウンロードする。

Skype を入手するため、公式サイトにアクセスします。
(Windows 8 以降の OS には Skype がインストールされています)
公式サイト(http://www.skype.com/ja/)から、自分のデバイスに適したアプリケーションをダウンロードします。

windows パソコンの場合は、
【Skype for Windows デスクトップをダウンロード】をクリックします。
※ダウンロード手順参考ページ:http://www.skype-lab.com/download.html

3.Skype の無料アカウントを作成する。

skype のアカウントを持っていない場合は、新規取得します。
※アカウント作成手順参考ページ:http://www.skype-lab.com/account.html

4.Skype を起動しサインインする。

初回サインインの場合は、初期設定を行ないます。

5.連絡先を追加する。

Skype でやりとりをするには、まず連絡先を追加する必要があります。
※連絡先追加手順参考ページ:http://www.skype-lab.com/guide/contact/add.html

6.連絡先追加のリクエストを受ける。

Skype でコンタクトの要求が来たときは、それを承認することでお互いに連絡先に登録されます。
※連絡先追加のリクエストを受ける手順参考ページ:
http://www.skype-lab.com/guide/contact/request.html

7.電話をかける

基本操作、電話(音声通話)のかけ方です。
画面左側にある連絡先から電話をかけたい相手を選んでクリックし、【通話】をクリックします。
※電話をかける手順参考ページ:http://www.skype-lab.com/guide/call/skype.html

8.電話を受ける

基本操作、電話(音声通話)の受け方です。
Skype の連絡先から着信があると、サブウインドウが表示され知らせてくれます。
サブウインドウまたは Skype の画面に表示されている【応答】ボタンをクリックし、電話に出ることができます。
※電話を受ける手順参考ページ:
http://www.skype-lab.com/guide/call/incoming-call.html

9.グループ(複数)で通話する

Skype では、複数名で同時に音声通話を楽しむことができます。
※グループ通話の手順参考ページ:
http://www.skype-lab.com/guide/call/conference-calls.html
———————————————-
■参考サイト http://www.skype-lab.com/

思いつくままに・・・・

思いつくままに・・・・

生きる喜び
生きるとはなんだろう。喜びもあれば、恨みもある。しかし、恨みは憎しみにしかなら
ない。


夏、降り注がれる愛、花火が上がる

分かち合う
みなさんが日頃生活していく上で、日々何かしらのリスクはあると思います。リスク
が高いか低いかではなくて、何を求めていくかが大切ではないでしょうか。障害を持つ
人はハンディキャップがありますが、障害は目に見えるもの、みえないものがあります。
でもハンディキャップは同じです。人には得手・不得手がありますが、垣根を越えて喜
びや不安を分かち合うことができます。

熱海
熱海に行ってきました。熱海は暑かったです。しかし温泉地としての歴史が深いので、
皆さん行きますね。

シャトーカミヤに行きましょう!

人権ネットワークの秋の日帰り旅行として,牛久市在住の名児耶さんにご協力いただき企画しました。名児耶さんに急な予定がはいらなければ,あちこちご案内いただける予定です。牛久駅は上野から一時間でいけます。シャトーカミヤは駅から歩いて8分。8月26日(土)までにご都合をお聞かせください。

【日にち】10月14日(土)

【集合】午前9時上野駅11番線 勝田行先頭車両

【費用】往復電車代(上野-牛久 970円×2 昼食代2~3000円)

国の重要文化財シャトーカミヤの他にも見学できるところがたくさんあります。どうぞふるってご参加ください。

他にも牛久大仏があります。牛久沼はかっぱの里。小川芋銭はかっぱの絵を描いた画家で,記念館があります。牛久自然観察の森があります。美味しいビールやお味噌,美味しいお菓子もあります。

※シャトーカミヤについて詳しくはシャトーカミヤ公式サイトをご覧ください。

近況報告いただきました!!

高齢者給食、筋トレと前向きに頑張っていますが、左足が弱く支えるのに苦労しています。浴室で転び背骨、左肩を強く打って整形でレントゲンを撮り、一応打撲だけで湿布とコルセットで対応しています。バスに何とか乗れるようになりましたが、食事作りに時間がかかり、立っていられるのは 30 分が限度です。 障害者の目で見ると色々違った世界が見えます。
腎ネフローゼの数値も良くなっていますが、油断はできません。仕事がないのが不便です。でも今年は休養し、来年から働けるように、元気回復期もこの歳では必要です。会合に顔を出したいですが、疲れてしまうので、もうしばらくは欠席させていただきます。
転倒して上腕骨頸部を骨折。6 月 28 日に手術しましたが、抜糸に先立って行われた映像確認で挿入ボルトのずれが見つかりました。7 月 12 日に再手術。目下入院中ですので、今日の月例会には欠席します。今月末に予定していましたピアノの発表会は延期しました。
馬鳥さんを偲んで
馬鳥さんが亡くなられたのは平成24年7月23日でした。馬鳥さんが入院されていたホスピスの庭にセイヨウニンジンボクが咲いていました。たまたま我が家にも同じ木があり,この花が咲くと馬鳥さんを思い出します。

一度お参りさせていただいただけで,なかなかお墓参りに伺えず,あんなにたくさんお世話になったのに、薄情者と思われているでしょうね。
この花はあまり植えられていないようで,我が家で花開くと華やかな紫が目に付くようで,通りすがりの人によく声をかけられるのは嬉しいことです。何となくニンジンの香りがするような気がします。
紫の花とにんじんの香りにいつも穏やかだった馬鳥さんを思い浮かべています。

長く月例会を欠席することになり申し訳ありません。
北海道に来て一ヵ月が過ぎました。日々充実しすぎていて,時間の流れが速いです。私の身体をもって啓発活動を行っています。今は道内各地を廻っています。身体のリハビリも忘れていません。5時に起きて4.8㎞のサイクリングを毎日続けています。流石に雨の日はお休みですが。
親切にしてもらったり,助けてもらったり,楽しいことは毎日あります。私から勇気をあげることも・・・・。
でも,未だに悔しいこと,悲しいこと,差別と感じることがたくさんあります。
私にできることは,私を多くの人に見てもらい,よくも悪くも感じてもらうことです。みなさんが何かを感じてくれる,そう信じてあちこち出掛けています。
北海道にいらっしゃる方がありましたら,上川郡下川町というところに長期滞在していますので,遊びにいらしてください。住所は事務局の小野さんに聞いてください。
これまで何事もなく過ごしてきた私ですが,6 月には目が充血し,うさぎのようになり,それが 1 週間続き,それが治るとすぐに今度は肩が痛くなりました。
40肩という人,50肩という人がいますが,私が今通っている整形外科の先生は,おまけなしで,「典型的な50肩ですね」との診断でした。
困るのは,後に手が回らないこと。悪いことはしないってことでしょうか。洋服の着脱に工夫がいります。まっすぐ上に手があがらないのもそうなのですが,これは普段の生活でそれほど困ることはありません。肩は潤滑油切れ,らしいです。杢さんがおっしゃっていましたが,なってみないとわからない。本当にそうです。
多少の不自由さと時々「ピキーン!」という激痛がはしることがありますが,全体としては概ね元気,元気です。リハビリに通っています。無理をしてはいけない,けれど動かさないと固まってしまうそうです。療法士さんがやさしくて親切です。身体も半世紀も使ってきたら,多少のメンテナンスは必要だということなんでしょうね。皆さんも気をつけてくださいね。

こんなことがありました

昨年4月に障害者差別禁止法が施行されましたので,私はあらゆる公共施設(公立・民営含む)の実態調査をしております。今回4件の事例報告を致します。

1.日帰り温泉入浴

北海道ピンネシリにある宿泊,日帰り入浴温泉施設を訪問しました。
玄関に入るのに階段を使って入る方法とスロープを使って入る方法の二つがあります。しかし玄関口から屋内に入るのに10㎝の段差があります。声かけをしてフロントマネジャーに車椅子介助をしてもらい入りました。その前に,フロントマネジャーは,「当館はバリアフリー施設ではないのでお断りします」と言いたそうな対応でした。でも,見学だけは許可してもらい1階の入浴施設(脱衣場)まで案内してもらいました。

私の感じるところでは,私のような障害者でも介助なしで利用可能な施設ではないかと私なりに確信したのですが,フロントマネジャーは安全上困るということで,私は断られてしまいました。
このフロントマネジャーの対応は,明らかに障害者に対する配慮に欠けていました。法律など関係ないというような対応でした。国が押し進め,目指しているバリアフリー社会と逆行するものです。

2.JR利用

今北海道ではJRの廃線問題が新聞を賑わしています。名寄本線(旭川-稚内)にある名寄駅での出来事です。私が名寄駅から岩見沢駅まで往復乗車した時のことです。

朝一番の電車に乗り,終電車でまた名寄駅まで戻るというものでした。名寄駅は夜はJR職
員が駅を閉めるので夜間は利用できないというのです。一般(健常者)は利用できるが,障害者は対応する職員がいないため利用できないということです。公共交通機関がこのような理由で利用できないのはおかしいと正論をかざして議論しても時間の無駄と考え,私は了解(したふりを)し,岩見沢に向けて乗車しました。ところが,というか,案の定,岩見沢駅から名寄駅に戻る電車に乗車しようとすると,駅員から,「名寄駅は今の時間駅員がいないから,介助できない」ということで,乗車拒否のような雰囲気になってしまいました。私は,介助はいらないから「乗りたい!」と意思を明確にしました。乗車できるようになるまで40分位駅員とのやりとりがありました。詳細は記しません。電車に乗るために障害者はこんなに余分な時間を費やさなければならない現実があるということです。結果として,名寄駅での介助は不要ということで乗車できたのですが,名寄駅到着時には,ワンマンカーの運転手がちゃんと私を介助してくれました。組織と現場との対応は如実に異なりました。

3.市民会館

3年前にできた市民会館でチャリティ映画会がありました。その施設はバリアフリー施設で,設備面での問題はなかったのですが,ソフト面のよい意味でのバリアがありました。

座席の件で,車椅子用の場所はホールの脇にあり,あまりよい場所ではありませんでした。
今回全席自由だったので,私は真ん中の席を希望し,OKをとりました。

でも,問題が残りました。私が席に移り座っていると10分位して市民会館のスタッフが私の隣に座ってきました。

「どうしたのですか?」と聞くと,「実は,上司から安全上の問題でスタッフが同席するように指示されました」というのです。
まるで私が何か問題でも起こしかねない人間とみられているようで,映画を観ていてもあまり楽しむことができませんでした。
ちなみに今回,障害者の鑑賞者は私一人でした。

4.下川町郵便局の局長さんの異動であっという間に改善!

バリアフリー法が施行されてからは,全国の郵便局に車椅子用のスロープが設置されました。設置されたからといって問題が全くなくなったかというとそうではなく,スロープの傾斜角度が利用しにくいものだったり,手すりの有無について検討しなければならなかったり,スロープに入るための新たな段差が生じてしまったりと必ずしも使いやすいと言えないものがあります。

下川町郵便局も手すり,スロープはできているのですが,スロープに入るところに3~4㎝位の段差があって,私には上がることがかなり大変でした。下川町には5年ほど前から来ていて,この郵便局を利用しているのですが,局長さんが変わっても車椅子利用者が困っていることは伝わらず,今年局長さんが変わって一気に問題が解決しました。局長が変わっただけで変えられる。やる気さえあればできる。正にそんな事例でした。局長さんが私に対して,「私の
父も車椅子利用者なので,よくわかります。」と一言言ってくださったのが印象的でした。

ちなみに,北海道函館関内のある道の駅は,毎年バリアのチェックに行っていますが,相変わらず車椅子利用者は売店もレストランも車椅子利用者に配慮した設備改善は行われていません。こちらがいくらお願いしても管理者は聞く耳を持たずでした。

北海道からの上の1~3の事例は車椅子利用者に配慮の欠けたものでしたが,原稿締めきり間際の新たな4の事例は問題解決となるもので,私としてはうれしかったので,原稿追加しました。

私はこれから先もずっと社会に啓発しつづけるため,あちこちにどんどん出掛けて行きたいと思います。
障害当事者のみなさんには少しでも住みやすい社会になるよう,どんどん色々な形で世の中に参加していって問題提起していって欲しいと思います。

ベンジャミン丸刈りになる!!

事務所が銀座6丁目に移転してから20年以上が経つ。当時生まれた私の息子が就活をしているのだから月日の経つのは早い。
その移転の時に事務所にやって来たのが4本のベンジャミンだ。2本は2m 以上の大きなもの、残りの2本は私の背丈ほど。4本ともこんもりとかわいらしい形をしていた。
事務所の室温や湿度が植物には適しているらしく、水をあげているだけだが元気に育っていてくれる。

が、こんもりとかわいらしかった姿はいつしかぼさぼさに、小さな木は枝が粗くなって葉はスカスカになってしまった。

手入れ方法をHPで見ると形をよくするには、そうしたいと思う形にまず整えるとあった。芽吹きが盛んな今の時期ならそんなに目立たずに「ほぉ~」と皆を唸らせるようになるに違いないと思い、先週、思いきってばっさりやってみた。かなり思いきったので小さなベンジャミンはほぼ「まるまる坊主」になってしまった。
板橋区の植栽の伐採には愛情がない、と言ってしまった私だが、事務所のベンジャミンも「いくらなんでも切り過ぎじゃない」という感じになってしまった。
そこで毎朝、事務所の皆さんが来る前に「むかし むかし その昔 椎の木林のすぐそばに大きなお山があったとさ あったとさ。まるまる坊主のはげ山は いつでも みんなの笑いもの。これこれ杉の子 起きなさい ・・・・・」と密かにうたってみている。がんばれ!ベンジャミン!!

木と言えば、群馬の実家にはたくさんの果樹がある。りんご、みかん、夏みかん、くり、びわ、プラム、いちじく。昔は梨の木もあった。父が子どもたちが喜ぶにちがいないと植えたものだ。

私たち三姉弟が小学校低学年の頃のおやつは、一斗缶に入った祖母管理のおせんべいや砂糖菓子もあったけれど、干し芋や干し柿、時には天日干し中の梅干しでさえ遊びながらのおやつになった。なぜ、どうしてだったか忘れてしまったが、家に子供たちしかいない間に梅酒づけの梅を三人でたくさん食べた。祖母や両親が夕方家に帰って来たとき、ほろ酔い加減の私たち三人が真っ赤な顔をして奥の部屋から出て来たので、両親たちはびっくりした。あのときの梅
はおいしかった!

6月から7月にかけてびわとプラムがたくさん実る。母も一緒にびわもぎをする。が、母は私が高島平に帰るときに持って行かせたいと手伝う。他の皆はもぎ取りどころか、食べようともしない。おいしいのに、なんて勿体ない。85歳になろうとする父が脚立を上手く使い、びわをもぐ。スマートとは言えない父が,うまく木に足をかける。びわの木は柿の木と違って柔軟で折れにくいらしい。「お父さん、気をつけようね。年取った父娘が欲張ってびわの実をとっていて木から落ちてケガしたなんて恥ずかしいからね。」と言いながらたくさんの実をとった。
こんなことが父や母といっしょにできるのは今年が最後かもしれない。何をするにもどこへ行くにも小さな覚悟が生まれる。一つひとつのできごとを大切にしようと思う。

群馬にいる娘が三連休になり 7 月一週目の金曜日に帰ってきた。娘も息子も庭の植物にあまり感心を示さないが、今年初めて実をつけたぶどうには一目おいている。「凄いね。ぶどう、たくさん実をつけたね」と言いながら家に入ってきた。
私は娘の職場での話を聞くのが大好きだ。私がおもしろがって話を聞くので、娘もよくおしゃべりしてくれる。看護師5年目。娘の病院は病棟の看護師が正職員で、外来の看護師はパートの人だという。この頃は 1 週間程度の外来での仕事もあるらしい。外来の看護師は結婚や子育て中で一旦病院をやめて戻った経験者が多く、てきぱき処理できる人たちらしい。まだ外来新米の娘が頼りにできる人たちだという。

ある朝、一人外来受付あたりにいると、診察時間前にどこかで少し道を外れてしまったらしい患者さんがきた。
「○○先生をすぐに呼んでくれ」
「時間までには医者が来ますから待って下さい」
「俺は○○だ。○○が来たと言って呼べ」
「いえ、いえ。時間はまだですから、もう少しお待ち下さい。」
すると、今度は
「冷房の風が来ない。何とかしろ。空調の担当を呼べ」
「空調の担当が来るまでに時間がかかります。風の来るところに移ったらど
うでしょう」
なんだこいつ、俺様の言うことが聞けないのか、という感じだったらしいが、
患者さんに特別な人はいない。こんな風に誰にでも同じように受け答えする娘
は、怖いもの知らずで、おもしろい。

ある夜勤の日、指をけがした人が救急外来に来たと連絡があった。入院予定なのになかなか連絡がこないので、様子を見に行くと、初期措置を終えた患者さんが部屋の隅にちょこんと座っているという。痛いに違いないが、じっと待っている。同じ部屋の違うブースで救急担当医が心臓マッサージをずっと続けている。命に別状のない私は大丈夫です、ということだったらしい。

「まだまだ女の人の職場だから人間関係、大変じゃない?」と聞くと、娘は「みんな自己主張するし、はっきりものを言う人が多いけど、それは責任感の表れだと思う。皆、医師にも今やって欲しいことはきちんと言うようにしている。『何でおれがやるの?』という医師には、『では、結構です。先生の上の先生にお願いしてみます』というと、大抵クリアする」と心理作戦。大切なのは今ここで頑張っている患者さん。

私が凄いと思うのは、雪の日でも、地震の日でも、遠回りしても、歩いてでも何とかしてほとんどの看護師は病院にやってくる。その比率はその他の病院関係者と比べ飛び抜けて高い数字だという。その責任感の強さに圧倒される。
看護師だけでなく、病院を退職して他に移った医師が病院にアルバイトで来ることがある。医師のアルバイトといえ、娘の認識ではお金ははいるかはいらないかくらいらしい。そうまでしてバイトに来るのは、受け持った患者さんのその後に責任があるからだという。

病院関係の人は凄い。娘は今の職場が好きで、この職業に就いたことにやりがいと誇りを感じている。
娘の仕事に対する向き合い方に、この歳になった私が教えられることが多い。
今そばにいる人の為に、今自分にできることを精一杯やる。私の残りの仕事人生。この事務所で私に与えられた小さな役割にこつこつと悔いのないように向き合おう。

大きなベンジャミンに薄緑の葉がたくさんついてきた。よしよし。だが、小さなベンジャミンはまだまだはげ坊主状態。私の応援歌が足りないか。明日はもっと大きな声で歌おう。

6月9日月例会報告

1.相談
鹿児島の方
視覚・言語障害の重複障害(パソコン使用できます)
社会福祉士の受験のため、パソコン使用を認めて欲しい。
祖父母から相続した家が私名義だが、母の兄姉たちに文句をいわせないためにどういう方法があるか。

  • まず欠格条項について調べておくべき。
  • ご自分のパソコンは情報がたくさん入っているので、まず認められないだろう。試験場で認められるパソコン使用は要望できるのではないか。
  • 昔、前理事長が行政書士試験を受けるためにワープロ使用を認めるよう、代理人の弁護士さんにお願いしたことがある。人権ネットワークに関わってくださっている上出先生なので、上出先生に伺ってみる。
  • 家はその方の名義になったとして、財産的価値はどうなのか、土地はどうなっているか。祖父母→母親→相談者の方と名義が移る。母親からの生前贈与になるので、税金のこと等考えた方がよい。弁護士さんに相談した方がよい。

2. 平成29年5月27日(土)総会会計報告
会報80号に報告済み。
☆ご寄付いただきました。

3.今年度は何をしますか。
津久井やまゆり園の利用者の話では、事件について、特別な説明もないまま建て替えのための退去になったとのこと。津久井やまゆり園の事情に詳しい方からお話しを伺うのはどうか。
音楽会でもよいが、事務局に負担がかかりすぎるのではないか。

4.和真君訴訟について
清水弁護士より報告
相手方は和真君の死亡事故について、園としての責任は争わないので、争点は逸失利益をどう組み立てていくかということ。
池田先生、辻川先生、児玉先生、西村先生とこの分野のエキスパート。良い弁護団に恵まれた。報道関係者の感心も高い。

NHKの M さんのお話
総じて、第一回目の期日は各社取りあげるが、その後ずっと注目されるかはわからない。事件の進捗についてお教えください。
第3回期日が12月22日にひらかれるが、原告両名の尋問が予定されている。非常に早いスピードで原告尋問が行われる。通常より早く終結されるのではないか。
引き続きの傍聴をお願いしたい。裁判所に対しても弁護団に対してもすごいアピールになる。

7月14日月例会報告

1.理事長の北海道滞在期間が10月中頃までと少し延びました。北海道で車
椅子の粟谷さんが実踏することにより、啓蒙活動を行っています。

2.ユニオンで行ったスカイプ会議について

7 月7日にネットワークの K さんがご苦労下さり、宮崎の窪田先生とスカイプ会議を行うことができました。
本来、ネットワークで行えたら遠方の方の参加が得られ、事務局の負担も軽減されるということでお一人で取り組んでくださいました。機器類もすべて K さんが自費で購入されたものです。
事務所で出来るように考えなければと思います。スカイプ登録について後日お知らせいたします。

ユニオンのスカイプ会議で合理的配慮等について話し合いがなされましたので、その報告を転載させていただきます。奄美空港での航空機タラップ自力搭乗ニュースを題材に。

3.障がい者施設送迎車内で男性死亡事故について
作業所への来所のため、19歳の少年を迎えに行って、車から降ろさず放置してしまったのはどういう理由なのか。睡眠剤を服用していた、という情報もあるが、作業がはじまって少年がいないことに何故気づかなかったのか。

4.7 月12日は杢春代さんの一周忌でした。杢さんと春代さんのお名前で昨年たくさんのご寄付をいただいているので、粟谷さんと相談して、ご仏前の品をお送りしました。

5.涼しくなる頃に牛久のシャトーカミヤ行きを計画します。
牛久の名児耶さんにご協力頂き、牛久の見所にもご案内していただきます。
上野駅から常磐線で50分位で牛久駅に着けます。シャトーカミヤには駅から徒歩8 分。

6.8 月初めに会報を出します
松澤さんの傍聴お願いや暑気払いのお誘い、シャトーカミヤ計画など。

7.職リハ 11 月10日ビッグサイト 清水弁護士発表
内容 「重度の自閉症(知的障害)の少年の労働能力と命の価値」
(故松澤和真君について報告します。高齢・障害者・求職者雇用支援機構から発表について許可が届くのが 8 月末頃です)
場所はビッグサイトです。

7 月7日 ユニオン会議での話題

奄美空港での搭乗を自力でさせられた事件について、航空会社に配慮義務を求められるか、相談の方の場合通院のための配慮を求められるか、ということで話し合いが進みました。
そこで法律のどの規定が適用されるか考えてみましょう。

条約・法律の中の「合理的配慮」に関する記述

障害者権利条約
第二条 定義
障害者が他の者と平等にすべての人権及び基本的自由を享有し、又は行使する
ことを確保するための必要かつ適当な変更及び調整であって、特定の場合にお
いて必要とされるものであり、かつ、均衡を失した又は過度の負担を課さないもの
をいう。
障害者基本法
(差別の禁止)
第四条
何人も、障害者に対して、障害を理由として、差別することその他の権利利益を
侵害する行為をしてはならない。
2.社会的障壁の除去は、それを必要としている障害者が現に存し、かつ、その実
施に伴う負担が過重でないときは、それを怠ることによって前項の規定に違反す
ることとならないよう、その実施について必要かつ合理的な配慮がされなければ
ならない。
障害者差別解消法
第一章 総則
(国民の責務)
第四条 国民は、第一条に規定する社会を実現する上で障害を理由とする差別
の解消が重要であることに鑑み、障害を理由とする差別の解消の推進に寄与す
るよう努めなければならない。
(社会的障壁の除去の実施についての必要かつ合理的な配慮に関する環境の
整備)
第五条 行政機関等及び事業者は、社会的障壁の除去の実施についての必要
かつ合理的な配慮を的確に行うため、自ら設置する施設の構造の改善及び設備
の整備、関係職員に対する研修その他の必要な環境の整備に努めなければなら
ない。
第三章 行政機関等及び事業者における障害を理由とする差別を解消するため
の措置
(行政機関等における障害を理由とする差別の禁止)
第七条 行政機関等は、その事務又は事業を行うに当たり、障害を理由として障
害者でない者と不当な差別的取扱いをすることにより、障害者の権利利益を侵害
してはならない。
2.行政機関等は、その事務又は事業を行うに当たり、障害者から現に社会的障
壁の除去を必要としている旨の意思の表明があった場合において、その実施に
伴う負担が過重でないときは、障害者の権利利益を侵害することとならないよう、
当該障害者の性別、年齢及び障害の状態に応じて、社会的障壁の除去の実施に
ついて必要かつ合理的な配慮をしなければならない。
(事業者における障害を理由とする差別の禁止)
第八条 事業者は、その事業を行うに当たり、障害を理由として障害者でない者
と不当な差別的取扱いをすることにより、障害者の権利利益を侵害してはならな
い。
2 事業者は、その事業を行うに当たり、障害者から現に社会的障壁の除去を必
要としている旨の意思の表明があった場合において、その実施に伴う負担が過
重でないときは、障害者の権利利益を侵害することとならないよう、当該障害者の
性別、年齢及び障害の状態に応じて、社会的障壁の除去の実施について必要か
つ合理的な配慮をするように努めなければならない。

産経新聞記事
「共生ほどとおい批判合戦」 ジャーナリスト 武田徹氏

編集後記

梅雨明け宣言をまつ間はものすごく暑い日が続き,気がつけばすでに8月です。ここ2,3日は台風の影響もあるのか,涼しい日が続き,過ごしやすくなっています。が,このまま夏が終わるのは淋しいので,照りつける太陽ともう少し夏を楽しめたらいいなと思います。豪雨の影響を受けた皆様が早く通常の生活に戻れますよう,祈るばかりです。

さて,会報,今号は出す予定がなかったのですが,暑気払いや和真君訴訟傍聴のお願いを6月に行ったため,皆様が忘れてしまってはいけないので,再度お知らせを兼ねて発行することになりました。暑気払いは26日です。和真君第2回訴訟は9月22日です。

昨夜近くて遠かったGINZASIXに行ってきました。14階,屋上の景色が圧巻でした。北にスカイツリー,南に東京タワーを臨むことができます。普段見上げるビル群を見下ろすのは新鮮で,斬新です。事務所に来ていただける機会がありましたら,是非是非天空の公園にご一緒しましょう。

そしてもう一つ,10月14日に牛久のシャトーカミヤに日帰り旅行する計画を立てました。牛久はほどよい距離にあり,牛久大仏や牛久沼,おいしいワインに地ビール,見所,食べどころ満載です。名児耶さんに突発の用事が入りませんように祈り,ご案内していただけるのを楽しみにしています。爽やかな秋の一日,楽しく過ごしましょう。

さらにもう一つ11月10日は高齢・障害・求職者雇用支援機構主催の職業リハビリテーション研究発表会がビッグサイトで開催されます。今年で25回目のこの研究発表会に2000年から毎回発表を続けているのが清水弁護士です。厚労省の下部組織の主催する研究発表会に,国の障害者雇用施策を批判する論文を提出し,発表し続けています。清水弁護士の応援団としてネットの会員十数名で毎回職リハ会場に行っています。関心のある方は是非ご連絡ください。今
年は和真君死亡事件をテーマに「重度自閉症の少年の労働能力と命の価値」と題して発表します。

いずれのイベントにも関心をお持ちの方にたくさんご参加いただきたく,ご連絡をお待ちしています。
皆様からのご連絡を待つ立場の事務局としては,皆様がネットワークのことをどのように考えて下さっているのか,片思いの恋人の心境ですが,裁判の傍聴にたくさんの方が足を運んで下さり,署名も予期しないところからたくさん頂き,祝賀パーティーの会場が一杯になる,繋がっているという思いを強くしました。皆様のご協力に感謝しつつ,今後もどうぞ宜しくお願い致します。
(事務局)