2013年10月19日 いじめを考える会

日時:2013年10月19日
参加者:35名
場所:中央区立環境(センター) 研修室2

感想

10月19日、中央区立環境(センター)で行われた“いじめ”がテーマの講演会に、孫娘と共に参加させて頂きました。

障害児・者の方々が参加されるこの講演会に、田舎育ちの大学生になったばかりの孫を参加させて頂くことは、機会の少ない子どもの障害児・者への理解を深める良い機会と考えたからです。

以下、孫の反応・感想を記させて頂きます。

  1. 講師の先生の幅広い体験、ご自身が受けた“いじめ”体験からのお話はいま社会問題 となっている“いじめ”と合わせて考えることができ理解が深まった。
  2. 障害のある方々とのグループワークでは、障害があることで幼い頃から受けたいじめ にも負けずに、自立して社会生活を送っている人は本当の意味で強い人だと思う。すごい。
  3. 障害児・者が社会生活を送るためには、グループホームの様な所で支援者が多く必要なのではないか。

自分の身の回りで日常的に起こっている「いじめ」について、このように考える時間は持ったことがありませんでした。
「木」から気力をもらう話しを、もっとたくさんの人が知るといいなと思います。
このような学習会は、今とても必要なことだと思います。対象年齢別に行うのもいいと思います。(SOさん)


ありがとうございました。

私は、今日のお話は実体験を主にお話しくださるものと思っていましたので、あんないじめにも、こんないじめにも遭ったというお話しだと思っていました。

が、実際のお話は、そういった後ろ向きの過去のお話しはほんの少しだけで、お話しいただいたのは、ものの捉え方を変えて、希望を持って進むための道しるべのような気がします。

私は自分にしっかりした考えがなく、突き詰めて考える努力もせず、ただただ歳を重ねてしまったので、自分の意見をもって、発表するなど、えぇーと思いましたが、グループ分けして、個々の体験や意見を話しあうことは自らの考えの整理になり、新鮮で、有意義でした。とても良い機会を与えていただけたと思います。

「いじめ」と日本では簡単に言うけれど、海外には「いじめ」の言葉はなく、いじめ自体犯罪に該当するとのお話しに、納得しました。

みんなが他者を思いやる心を持ち、職場や学校が楽しい場所になればいじめは影をひそめるはずです。戦後欧米の個を大切にする考えが浸透し、かつて日本人の心に根付いていた儒教思想が影をひそめ、子供や、障害をもった人や、高齢者など、弱い立場の人を大切にする心が失われてしまっているのはとても残念なことです。

ゆっくりと周りに目を行き届かせる余裕のある日々を送ることが大切だと感じました。
これからの人生、といってもすでに半分以上過ぎてしまいましたが、人の心をくみ、人とのふれあいを大切にしながら生活していきたいと思います。

ありがとうございました。