2010年5月総会 参加者のひとこと

2010年5月に行われた総会に参加された方々からのひとことをご紹介します。


息子は就労継続B型の作業所に通っている。どんどん仕事をする、というのは難しい。そういう人の生き場所がなくならないか、心配している。ニーズを吸い上げるような方向で進んで欲しい。

ヨーロッパは能力に従い仕事をし、生活に足りない部分は社会保障で賄う。所得保障についてもあわせて議論の必要がある。


制度改革推進会議の人選が偏っているように思う。メンバーの方たちは現場を知らない。この10年状況はどんどん悪くなっている。


制度改革推進会議がどんなにすばらしい意見を挙げても、政策審議会でとりあげなければ問題は解決しない。政権が代わったらどうなるのだろうか、心配だ。


息子は契約期間の定めある労働者だが、これまでの半年契約~1年契約に伸び、月給は13万円程度になった。


職場に行く電車で、優先席の前に立つのに席を譲ってもらえない。「また、お前か」と罵声を浴びせられる。鉄道会社に障がい者席は障がい者に譲って下さい、とアナウンスして欲しいと抗議した。

厚生労働省にも障がい者の就労に関することとして、通勤を考えて欲しい旨陳情した。

一人の陳情では変わらない。


施設が民間委託になった。重度の娘は一日中座らされているか、寝させられているかになった。自立支援法の中では生きていけない。

自己決定できない者はどうすればよいか。親亡き後は兄弟の世話になる。後見人をつけなければ病院でさえ見てもらえない。

措置でしか生きられない娘。個別支援プログラムがあっても移動のための人員がない。もう少し人間らしく生活させたいと思い、手助けのために施設に行っている。


銀行に勤務している。職場支援者など、制度利用は雇用主でないとできない。ケースワーカーが入ってくれたらよいと思う。


久しぶりに人権ネットワークの総会に参加した。
重度で施設でしか生活できない人のために、声に出して環境改善できない人のために、人権ネットワークの存在があると信じて会員になっている。